皆さんは「切り込み」という言葉を聞いたことはありますか?
リヨの家づくりは木造です。 土台、柱、梁などを組み合わせて家を建てていきます。
その重要な部分を最近は機械で加工していく「プレカット」
という方法がスタンダードとなってきていますが、
リヨでは大工さん手作業で「切り込み」という手作業で行う場合があります。
今日、たまたま土場へ行ったところ、一人の棟梁が作業をされていました。
昔からの方法で平面図を見て、土台、柱、梁の材料に暗号のような記を付けて
それを手作業で切り込んでいくのです。
図面には細かな記号がびっしりで、それを階ごとに分けていて、
これを全部頭の中に入れて作業するそうです。
本当に熟練の技です。
その棟梁の道具を見せてもらいました。
40年間使っているノミ。
これを使ってたくさんのお客様の笑顔を作っていただいているんだなと
私たちも気持ちを新たに日々精進しようと思いました。
理にかなった家づくりを目指して。