先日、オーナー様のご厚意により、お引渡し前の家を公開する機会がありました。
前日には3月中旬とは思えないほどの積雪があった日でした。
幸い翌朝には雪雲が消え、太陽が顔を出しました。
家の中に一日中おりましたが、その時つくづく「春の日差しっていいな・・・」と感じました。
南向きの土地で、道路側のリビングに大きな窓が有り、吹き抜けもある為、春の日差しが
リビングに差し込みます。
外気温は決して高くはないはずなのに、太陽の恩恵を受け、ポカポカと温かいリビングに
いるととても幸せな気持ちになりました。
トリプルガラスのサッシも勿論性能値は高いのですが、このような太陽の恩恵もある程度遮断
されてしまうと考えると、少しさびしい気もします。
この仕事を長くしていると、個々の箇所の性能値にばかり目が行きがちですが改めて、太陽や風
など自然の恩恵が人にとって気持ちが良く、心が豊かになるということを思い出したような
気がします。
この日、太陽の恩恵を受け、お昼から夕方まで暖房ボイラーの電源を切りました。
断熱性能の数値にばかり目を向けることが、決して省エネではないと感じました。