住宅業界だけではないと思いますが、この業界は「イメージ」の世界でしかない。
例えば、「健康住宅」
なども「イメージ」です。何がどう健康的なのか根拠は無いけん。
「無垢をたくさん使っています」
これってなんで健康なんじゃろうか?
「自然素材だから体に優しいです」
トリカブトも自然に生えてるし、マムシやスズメバチも自然にいます。アスベストも自然素材ですが危険極まりない物の一つです。
自然素材も物によりけりだと言う事じゃけん。
せっかく建てる家は「イメージ」ではなく実際の性能を重視した方が良いでしょう。そこに何十年も住むわけで、見た目はだけでは後から大変です。
それよりちゃんと住まう人を守ってくれたり、環境を整えてくれる家にした方が断然良いに決まっています。多くの人はそれが分からないままに家を建ててしまう。
なんとかせねば!
しっかりと考えて建てられる人はごく少数なのが現実です。
大量生産しているハウスメーカーの家は「建てる側の都合」の産物でしかありません。クレームレスと言う名のもとに採用された素材でできた家です。
「化学物質は国の基準値以下ですから大丈夫です」
なんて言います。この国の基準が良く分からんけん。誰を基準に決められているのか??よくアルコールに例えますが、強い人と弱い人がいます。化学物質も同じことです。
イメージで建てて、家族が病気になった家は沢山あります。
家・住まいの本質を見失うと大変な事になる。でも、今のこの業界は「イメージ」だけの販売が続いています。大切なことは受け継ぎ、新しい業界を創っていかないと日本の住まいは危ない。